Job Information
木工を志す人へ
木工はやりがいのある
楽しい仕事だと考えています。
もしこの世界で生きていく覚悟があるならば
職業訓練校に行くことをお勧めします。
当工房に関わらず、それを最低条件とする工房、企業が殆どです。
それでも希望のところへ就職するのは
狭き門ですが。
頑張ってください。朝倉亨


木工を志す人へ
(あの日の自分へ)
京都炭山朝倉木工 朝倉玲奈
私が転職をして木工をしたい思ったとき、
「職業訓練校で木工の基礎の基礎を学ぶという方法」を今の夫から教えてもらいました。
今は、木工を学べる高校や専門学校、大学が、20年前よりも増えてきましたが、まだまだ、こんなに木造建築の歴史が長い国でありながら、その作り手の大工さんや木工の技術や刃物の職人を育てる制度や古いものを修復して長く使うところまで体系的に教えるのは、公的機関ではなく各企業努力によって支えれています。
(私が行った「職業訓練校」は、奈良県立の「高等技術専門校」という名前でした)木工の中でも、無垢や手加工、手道具の研ぎに力を入れているところ、反対に、無垢以外の木工で即戦力になれる内容を重視している訓練校も、両方ありました。何校か見学して決めました。
行ってよかった点は、木工の最低限の知識と危険回避方法を知れたこと。失業保険適用の間に木工就職先を真剣に探す時間が出来たこと。
職業訓練校以外に、各企業が独自の職業訓練校を備えている木工の会社もあります。
自分の尊敬する木工作家が講師陣に居る学校を調べて学校見学会に行ってみるのも一つの方法です。
私が25年前戸山家具さんでたくさんの親方たちにお世話になっていたとき、「世に名前を出しているたくさんの木工作家さんよりも親方たちの方が作ることに関してだけ比べたらすごい!」と思っていました。
会社に所属していて、表に出てこない、納品事例に名前がついて発表されないけど素晴らしい木工の作り手が大勢います。
作り手がずっとその会社で作りたいと思える会社は、なかなか人が辞めないので、その会社づくりというのも素晴らしいです。
同時に今は、小さな一人ひとりの工房作家たちは作る以外のデザインから制作、販売の方法まで「全て」の決定に責任をもってやっている。
その両方の難しさと素晴らしさがあることを実感しています。
15年関わってきた「木工家ウィークNAGOYA」というイベントには、木工にまつわるいくつかのイベントと、「木の家具40人展」という木工作家が40人全国から集まるイベントが行われています。
刃物屋さん、材木屋さん、木工の学校の情報もこの会場やホームページで見ることが出来ます。
私もたった一人だったら、子育てしながら木工を続けるのは難しかったと思います。
女性で木工している人は意外とたくさんいます。
木をけずろうとして刃物から作るわけにいきません。材木を全て自分で山から伐採するために山道から作っていたら家具完成まで何十年もかかります。それぞれの道のプロがいてくれるおかげで木工家具をつくれています。
木工じゃなくても、なんでも、お互い様という関わり合いの中で生きている。
たくさんの人のおかげだなあと思う毎日です。