木の家具のお手入れ
京都炭山朝倉木工の
オイルフィニッシュの木の家具について
■手鉋をかけて仕上げたあと、亜麻仁油を主としたオイルをしみこませています。
・木に直接触れるため肌ざわりが良い→ 鉋仕上げの木肌の摩擦係数は、人肌に近い。
・木の呼吸を妨げない→ 梅雨時期には室内の湿気を吸ってくれるなど調湿効果あり。
・メンテナンスが自分で容易にできて長く使える、 以上の理由から。
■十分な撥水性は有りますが、ウレタンのように塗膜で覆っていないため2つご注意。
水分--------基本は乾拭き。お寺の床のようにツヤツヤに育っていきます。
テーブルの場合は、食事する場所ですので水拭きします。その際には
かたく絞った布巾で拭いてください。(マイクロファイバーは×)
結露する氷の入ったコップなどは、コースターをお使いください。
鉄分--------熱い鍋は直接置いたりしないとは思いますが、鉄瓶などを直接のせると、
木の中のタンニン(渋み成分)と鉄が反応して黒くなることがあります。
もし黒くなった場合は、レモン汁を垂らして1~2時間置くと薄まります。
■毎日水拭きする食事テーブルのみ、使用1年頃オイルメンテナンスの実演に伺います。
ご連絡ください。椅子や箱物などは、オイルメンテナンスは不要です。
その後------最初のメンテナンスで表面の毛羽立ちをほぼ取るので毎年しなくても〇。
しっとりが好み、撥水性を高めたい、という場合は1年に一度のオイルを。
マットな質感が好みでしたら、数年に一度オイルを塗るだけも○。
■凹みキズには、小さくまるめたティッシュに水を含ませて凹み部にのせ、30分位置くと、だいぶ戻ります。(注:この方法は、着色された家具や木地が荒い家具には行わないでください。水のにじんだ跡がシミになる場合があります。)
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京都府宇治市炭山の工房併設のショールームでは、
実際の新しいテーブルの手触りや、
10年以上毎日食事に使用したテーブルの実物も、見てさわって体感していただけます。ぜひお越しください。(子供も猫もいてランチョンマット無しで10年使用したチェリーのテーブル。)