京都の老舗旅館「柊家」さんの本館2階へ、栗のテーブルを納品させていただきました。(「屋」ではなく「家」と書いて「柊家」さんなのは、「来者如帰(わが家に帰ってこられたように、おくつろぎ頂けますように)」という思いから。)宿泊やお料理以外にも、お習字体験や企業様の会議や打ち合わせにも使えるような多目的なテーブルのデザインと制作のご依頼。
木目が細かく、それなのに硬いという相反する要素を併せ持った
非常に珍しいタイプの栗でした。樹齢は約160年位です。
こういう質の栗はとても反りが出づらいので
幅広ながら薄仕立てが可能で、軽やかな印象に仕上げました。
鉋で胴張りに削られた脚にも注目してください。
上品な縮み杢が随所に見られます。
納品の後色々なお部屋を案内して頂いたのは貴重な体験でした。朝倉亨」
「時代ごとに移り変わる施設や意匠を凝らした空間を、用途に合わせてご利用ください。」とホームページにもある通り、歴史あるお部屋がメインでありつつ、モダンなお部屋も美術館のようなお部屋もあって、伝統を守るだけではなく調和させながら京都らしさを創作し続けている様に、モノづくり人として感動しながら、女将さんと若女将さんに美しい館内を案内していただきました。
お部屋の屋久杉の細かい天井板、栃の木の書院造の棚、襖絵、チャップリン氏が泊まったというお部屋、各部屋の庭に面したミニ書斎的空間の心躍る一角。かの木工藝作家の大きな床の間サイズのしつらえ作品、、、
先代の女将さんが90歳の時に作ったという車いすでも泊まれるエレベーター付きのベッドのお部屋も。
「京都」は今日も
変わらずにみえて変わり続け、
変わり続けるようにみえて
変わらない不思議な時空。
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〒604-8094京都市中京区麩屋町姉小路上ル中白山町
TEL075-221-1136(受付時間 8:00〜21:00)
Instagram:柊家(@hiiragiyaryokan) • Instagram写真と動画
ホームページ:京の宿 柊家 (hiiragiya.co.jp)
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DatePublished:2024/2/4公開
DateModified:2024/6/14更新
Author:Reina Asakura
Publisher:京都炭山朝倉木工
Kyoto Sumiyama Asakura Mokkou
Quality Furniture Design & Woodworks
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