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『木工家ウィークNAGOYA_SINCE2008』との関わりを振り返る。京都炭山朝倉木工。

更新日:9月7日


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京都炭山朝倉木工は、2009年に工房セルフビルド後、2010年に開業して以来、

「木工家ウィークNAGOYA」に参加し続けてきました。

木工家weekへの参加は2025年で16年目を迎え、念願の個展での参加。


木工家ウィークNAGOYAとは:

木工の仕事から始まる豊かな暮らしのあり方を木工家とともに考えるイベント。2008年より毎年初夏の季節に全国各地から多くの木工家が名古屋に集い、各所で作品展、フォーラム(講演会、勉強会)、ワークショップなどを開催。コロナ禍にはオンライン木工家フォーラム多数開催。 https://www.woodworkers.jp/


「木の家具40人展」と、「椅子展」と「個展」と「ワークショップ」と「講演会など」と

があり、対象は、一般の方、デザイン設計に関わる方、

木工を志す学生、木工関係の方、幅広い来場者です。


工房作家の家具を見たい方、木の家具が好きな方には

全国の木工作家の作品を一堂に見ることができる

国内最大のイベントです。


木工家ウィークで出会った依頼主との交流、

木工の大先輩との出会い、木工仲間、

材木屋さん、塗料屋さん、刃物屋さん、木工教育関連。

今があるのは、京都でコツコツ制作する日常と、

年に一度の木工家ウィークNAGOYAで影響しあう学び、

この繰り返しが大きかったと感じています。


木工家ウィークNAGOYAのなかで核となるイベント「木の家具40人展」は、

クラフトフェアのようにその場ですぐ売れて結果が出るタイプの展示会ではなく、

存在を何年かかけてじっくり知ってもらう展示会として長期的に捉えて、

毎年新作を発表すると決めて全力で関わってきました。


今年は、京都炭山朝倉木工15周年。

念願だった名古屋での個展を、橦木館にて開催を予定しています。


文化の道 橦木館(しゅもくかん)は、

「木工家ウィークNAGOYA」内の企画、「橦木館での椅子グループ展」や、

「島崎信先生による椅子展の講評会」などの会場となってきました。

長く椅子展を牽引されてきた榊原氏。諸事情により、今後椅子展は「木の家具40人展」名古屋電気文化会館の会場内で引き続き開催していく方向に舵をとる運びとなり、木工家ウィークと橦木館とで築き上げてきた関係を大切に次につなげたいと、「木工家ウィークでいつか個展をしたい」と言っていた京都炭山朝倉木工に今回お声がけくださいました。



「文化の道 橦木館(しゅもくかん)」での木工家ウィークのイベントの過去の風景写真。



-------「木工家ウィークNAGOYA」との関わりを振り返る---------


「木工家ウィークNAGOYA」は2008年から開催スタート。

京都炭山朝倉木工は2009年4月から工房兼自宅をセルフビルドして11月竣工し、

2010年1月に開業届けを出してスタートしました。

ですので、木工家ウィークの立ち上げの皆さんの熱い想いや、

同じ方向性を目指す中で微妙な違いを擦り合わせイベントを進めていく様子、

などなど、感じながら、2025年の今年で16年目の関わりとなります。



●2010年に初めて参加した「木工家ウィークNAGOYA2010」

2010/5/14~16『木工家ウィーク2010 in NAGOYA』『Woodworkers Chairs Collection 木工家チェアーズコレクション』作家57人の椅子100脚展示会。木工家ウィーク実行委員会 榊原氏 主催 名古屋市中区栄3-6-1三越伊勢丹百貨店ラシック1階にて。椅子4脚出展。

この時偶然通りかかって椅子を気に入って声をかけてくださった方との出会いが、15年経った今も続いています。




●2011年。はじめて「木の家具40人展」に出展(ウィークに参加して2年目)

「子供が産まれてオーダーの仕事も大きな箱物続き、そんなころ迎えた名古屋木工家ウィーク。

カテゴリーを絞って椅子系ばかり並べた1ブースに一人立った亨。

来年こそは2ブース、大きな箱モノ新作をつくろう、と心に決めた。(2011年のブログより)」

2011/6/4~5「木の家具40人展2011」木工家ウィーク実行委員会主催(木の家具40人展実行委員長 齋田一幸氏)名古屋市中区栄2-2-5電気文化会館5階 東西ギャラリー





●2012年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して3年目)

「4月から子供を保育園に送り迎え始め、一気に加速するかと思われた工房の作業も、

はじめは熱を出してすぐ迎えに行ったり、大人に風邪がうつって寝込んだり、思うように進まない。迫る期日。なんとか新作、大框キャビネットウォールナット と、大框チェストチェリーを完成させて搬入した感慨深い2ブース初展示でした。」

6/3(日)には、「木工家ウィークNAGOYA2012」の企画

井崎正治氏、谷進一郎氏、西川栄明氏による

村上富郎氏を偲ぶギャラリートーク「人と仕事を語る」を拝聴。





●2013年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して4年目)

ウォールナットの前面削りの飾棚を新作展示しました。

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●2014年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して5年目)

メープルの箱物と、末広脚のダイニングテーブルと額を新作展示しました。



●2015年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して6年目)

欅の隅切サイドテーブルと、蟻組みテレビボードとピノキオを新作展示しました。




●2016年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して7年目)

栗の框扉のキャビネット、栗の丸テーブル、デスクを新作展示しました。




●2017年「木の家具40人展」に出展(ウィークに参加して8年目)

この年は、クラロウォールナットの大テーブルを新作展示しました。ゴッホの椅子も。




●2018年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して9年目)

この年の新作は栗拭漆大飾棚、隅切盆など、拭漆の家具と小物。




●2019年「木の家具40人展」に出展。(ウィークに参加して10年目)

この年は京都の炭山に箱物を展示できる広い空間をつくったので、

名古屋では椅子とサイドテーブル、スツールの新作などをメインに展示しました。




●中止となった2020年「木の家具40人展」(ウィークに参加して11年目)

前任の斎田さんより40人展実行委員長を引き継ぎ、1月に出展者募集するも、

コロナウイルスが1月に見つかり世界的に蔓延。

しかし2020年7月には谷進一郎氏を中心に「木工家ウィークとしてもオンライン上で木工を学びあおう」と木工家フォーラム 

朝倉亨も出演させていただきました。

黒田辰秋について早川謙之輔氏が書いた本

「木工のはなし1993 」 「木工の世界 1996」 「黒田辰秋 木工の先達に学ぶ2000」

についての動画はこちら↓

「木工家フォーラム 木工家が勧める書籍パート2」





●2021年「木の家具40人展」 コロナウイルスにより中止(ウィークに参加して12年目)

中止となったが、木の家具40人展の予算組みを見直し、持続可能な方向へ改革を行いました。





●2年ぶりの開催。2022年「木の家具40人展」。(ウィークに参加して13年目)

実行委員として40人展全体のポスターを4種類作成しました。お仏壇、栗古色テーブルなどを展示。





●2023年「木の家具40人展」(ウィークに参加して14年目)

京都炭山朝倉木工としては、炭山の新アトリエの施工真っ只中であったため、

実行委員会は辞退させていただき、「きょうといす展ブース」の中の一脚として参加出展しました。

40人展として、中日新聞の広告も出し、韓国からの出展の皆さんにも喜んでいただきました。

きょうといす展 以外にも

一脚展(兵庫)

蘇 秉 辰(SO BYOUNG JIN)とその弟子達展(韓国)など個人出展者以外のグループ出展も勢ぞろいした年。





●2024年「木の家具40人展」 (ウィークに参加して15年目)

「京都の炭山の新アトリエが完成したので、ぜひ京都にお越しください」のお知らせの意味を込めて出展しました。ケンポナシのテーブルとオーチェア籐編みを初展示。


●2025年 念願の、木工家ウィークNAGOYA へ個展での企画出展。

 



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DatePublished:2025/2/16

DateModified:2025/4/24


Author:Reina Asakura

Kyoto Sumiyama Asakura Mokkou

Quality Furniture Design & Woodworks


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