オーチェア

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オーチェア 板座 ウォールナット ¥90,000 + 税

樹種: ウォールナット、チェリー、栗。
他の樹種は +¥10,000
(写真はウォールナットのオーチェア)


サイズ: W675×D490×H717 
     座面高さ SH=430ミリ以下、ご希望に合わせます。



■椅子について
箱物やテーブルは経験から図面や寸法で
イメージ通りのものに制作することが可能ですが
椅子はほんの少しの角度、ほんの少しの部材の寸法で、
座り心地が変わってきます。
そのため、何度も試作し、改良を重ねたものを定番としています。


■オーチェアについて
京都炭山朝倉木工のダイニングチェアのフラッグシップです。
木の塊を彫刻的に削りだしたアームが一息つくときの肘置きになり、
立ち上がるときに支えとなってくれます。
特徴的に左右に広がったアームは椅子からの出入りを邪魔しません。
スタンダードな形態に、日本の伝統的木工技術を盛り込み、
日本人の体形、感覚に合わせ再構築したデザインです。
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例えば、仕口
・アームと背は3つのパーツで構成されていて、五枚組手で組まれています。
 中央のパーツが漢字の「 王 」に見えることからオーチェアと名付けました。
 その「 王 」が腰をしっかり支え長時間座っても疲れません。
・座板は框組で構成されています。
 その框組みの座板を、お尻が包み込まれるように削り込んでいるものは珍しく、
 座り心地も良いです。その他の部分も日本の伝統的なほぞ組みで組み立てられ、
 西洋のダボ構造等の椅子に比べ、とても丈夫なものとなっています。
 さらにその仕口自体が面白く美しい意匠になっています。
 例えば仕上げ
・反り台鉋や小刀などの日本の刃物で仕上げられています。良く切れる刃物
 で仕上げられた木肌は艶やかで透明感があり、吸い付くような肌触りが心地よいです。
 それは人間の肌の摩擦系数に近いからだといわれています。
 その良さは数年の経年変化でさらに顕著になります。

日本の伝統的木工技術は世界に誇れる技術です。その技術は決して古臭いものではありません。
椅子のように日々繰り返し人が座り、触り、力が加えられるものに最も適した技術です。
オーチェアは伝統的木工技術と日本人の現代の暮らし、感覚に合ったモダンデザインとの融合がうまくいっている椅子だと思います。

エピソード… 工房を設立したばかりの頃の話です。
オーチェアを初めてご注文してくださったのはTさん。
Tさんが工房2階のショウルームに来店されたときにはまだオーチェアはまだ生まれていませんでした。
腰痛持ちとのことで腰当たりに最も自信を持っていた別の椅子をプレゼンテーションしました。
軽量でシンプルなミニマルデザインの椅子。ダイニングには軽い椅子が良いのではと。
すわり心地はとても気に入ってくれたものの何か物足りないご様子。
見た目がシンプル過ぎて面白みがない。
「重さは気にしなくてもいいので、このすわり心地をキープしつつ
もっと彫刻的で存在感のある椅子をデザインしてほしい」
「そう、この椅子ぐらい」と大昔アマチュア時代にデザイン制作した彫刻的な椅子を指さすTさん。
私にとって衝撃的な一言でした。
プロになって椅子をデザイン製作するようになって当然意識する、
製作時間、材料費などのコスト意識。生産性。
それはそれで大切なことであるが縛られすぎると面白いものができません。
良い意味での木工遊びをいつの間にか忘れていました。
少し小さくまとまってしまっている自分を気づかされました。
今なら木工を遊びながら座り心地の良いクオリティの高い椅子ができるに違いない!
改めてデザインし直したのがオーチェアです。Tさんも大変気にいって使用してくださっています。こちらも忘れかけていた大切なことに気づかせてくれたTさんにとても感謝しています。

ものづくりは作り手だけでは成立しません。依頼主使い手があってこそ成立します。
依頼主に気づかされるさこと、難題な依頼で育てられること多々あります。
作り手は磨いたセンスと身に付けた技術で精いっぱいそれに応えます。

ものづくりを通して相乗効果のある良い人間関係が築けて、つくったものに満足して頂けたときにはとても幸せな気持ちになります。
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オーチェア製作中のブログ

オーチェア後脚先端のホゾ。
ナナメ×ナナメ×ナナメのホゾ。
加工中。まっすぐなホゾならなんでもないことも
各ナナメで手間がかかる。
そのため一般的に椅子のこのような仕口は
ダボで簡易的に行われがちだが
強度はホゾ組みにとうていおよばない。
組みたててしまえば見た目にはわからない。
時が経つと加工時間の差以上の差がわかる。
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■椅子について
箱物やテーブルは経験から図面や寸法で
イメージ通りのものに制作することが可能ですが
椅子はほんの少しの角度、ほんの少しの部材の寸法で、
座り心地が変わってきます。
そのため、何度も試作し、改良を重ねたものを定番としています。
オーチェアは、
朝倉亨が2009年からリ・デザインを繰り返している定番椅子です。


■椅子の高さについて
テーブルH=700、座面高さSH=430は椅子の定番サイズです。

椅子はいくつもの治具を使って加工して制作を進めていくため
同じ高さで制作して最後に高さをカットしています。

テーブルH=700、座面高さSH=430は
身長162.5センチの朝倉玲奈には少し高く感じます。(スリッパ使用なし)
朝倉亨身長179センチにはちょうどよいそうです。
背の高い人が低い方向に合わせるのは、しんどくないと思います。
小柄な方が、高い椅子に座るとかえって疲れてしまいます。
理想は、椅子に背中が当たるように深く腰掛けて、
膝が直角になるように座ったとき、しっかりかかとがつく高さです。
今おすわりの椅子で、本などを足の下において座ってみて
かかとがしっかりつく座面高さを測ると良いと思います。
いつもスリッパを履く方は、履いた状態でちょうどいい高さを測ってください。

 テーブルH700のとき、座面高さSH=430
●テーブルH690のとき、座面高さSH=420
●テーブルH680のとき、座面高さSH=410 
 テーブルH670のとき、座面高さSH=400 
京都炭山朝倉木工では過去10年、
どの組み合わせも納品したことがありますが、●の410、420が多いです。
430は背の高い方やスリッパをお使いの方が希望されることが多いです。

400~380はリラックスする椅子の高さです。
低いと、座っているときは落ち着きますが
立ち上がるときに多少よっこらしょ、となります。

細かい話。
座面は、前から見ると端より中央が緩やかにカーブして凹ませてあり、
削っていない一番端っこの高いところで測って表記しています。
座面高さ表記430の椅子の場合、手前中央の座面の高さは、
オーチェアの場合422ミリくらいです。

その他、わからないことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。



■椅子の脚裏について
床に傷が付きにくくするために硬質フェルトを、
また最近は軽い力で動かせるように滑る樹脂シートを、
はがれにくいようにボンドでしっかり貼った状態で納品します。

カーペットの上で使う場合は、フェルトは向きません。

ご注文の際、ご使用予定の床の素材をお伝え下さい。




■送料について
オーチェアは3辺合計200センチまでにおさまるのでヤマト便で4,000円程です。
地域によって価格が異なります。 (Click!) 
炭山の工房までお受取りに来ていただけましたら、送料はかかりませんので、
高さの座り比べなどをかねて起こしいただくこともご検討ください。)